Ground Groove 【TAPE】- Maral

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LAを拠点に活動するイラン系アメリカ人プロデューサー兼DJ、Maralによる3枚目のフル・アルバム『Ground Groove』

母国のイランのフォーク、クラシック、ポップスの膨大な個人的アーカイヴ(80年代/90年代に彼女の両親が作ったミックステープから得たものもある)をもとに、MaralはライブDJとして開発した特徴的な「フォーク・クラブ」サウンドをさらに洗練させたものを提示する。イランから音の断片を集め、解剖し、再/提示することで、マラルは一種のダンスフロア民族音楽学を実践している。この探求の対象は 歴史を通して、そして現在におけるイランの文化と文脈である。

従来の(直線的な)時空は崩壊し、4分の4拍子の重苦しいハートビートと連続する歪みの波の下に押し潰される。それぞれの波が引いていくにつれて、サンプルがミックスになだれ込み、おそらくは空白を埋めようとしているのだろう。ヴォイスと楽器は不気味に反転しながら上昇と下降を繰り返す。重なり合い、暗示されたメロディーがちらちらと浮かび上がり、そして消えていく。

大学時代、MaralはAbleton live独学でビートを作り、最終的には様々なクラブナイトで演奏し、ホストを務めるようになった。芸術を創造し、コミュニティを育むという独学的でDIY的な衝動を持ち続けたマラルは、2013年にロサンゼルスに移り住んだ。

リー・スクラッチ・ペリーやペニー・リンボーといった著名なスポークン・ワードの参加や、アニマル・コレクティヴの創設者が共同プロデュースしたパンダ・ベアとのコラボ・トラック(On Your Way)などサンプリングにとどまらないコラボレーションは彼女のプロセスにおいて重要な要素であることが証明されており、パンクやレゲエ、エモ、ダンスミュージック、アンビエントなど多様なジャンル、文化文脈にMaralは深求しているアーティストである。